エメラルド/エメリンの特徴
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エメラルド/エメリンはヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ )のモルフの1つです。
エメラルドとエメリンは大きく分けると同じモルフに属しますが、具体的に分けると異なります。
エメラルドとは
エメラルドは背中に緑色の模様が入る特徴があります。だから宝石のエメラルドに因んで名付けられています。
ただ、実際に販売されている個体のほとんどは、どこが緑なんだろう?という個体ばかりです。
まあ、言われてみれば緑かな?というような感覚。
それでもなぜエメラルドという名前が付けられているのかと言うと、アジア人と欧米人では色彩の関係が違うため、どうやら緑の見え方が異なるようです。
よって、私たちアジア人の色彩では、エメラルドの緑はあまり見えないみたいです。残念・・・
欧米向きのモルフだなと個人的に思っています。
エメリンとは
次にエメリンは「エメラルド」+「タンジェリン」の掛け合わせで、タンジェリンの特徴でもあるオレンジがエメラルドよりも強いのが特徴です。
エメリンという単語は「エメラルドタンジェリン」の略です。
ちなみにエメリンという名前は、世界的レオパブリーダーのロン・トレンパー氏が作った造語となります。
遺伝について
特徴の遺伝は多因子遺伝である、ランダムであるという2つの諸説があります。
ただし、エメリンの方は同血統同士で掛け合わせるとエメリンが100%出ると考えられています。よって、エメリンは多因子遺伝なんだと思います。
エメラルド/エメリンの掛け合わせ
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※画像はマンダリンエメリン
エメラルド、エメリンをハイポタンジェリンと組み合わせると、オレンジが強い個体が生まれてくる作用があります。
スティーブサイクス氏のサイクスエメリンなんかがそのブランドにあたります。
他にも、グリーンタンジェリン、パシフィックグリーンタンジェリンなど緑の強い個体を生み出す血統なんかもあります。
販売価格
エメラルドを販売しているところをあまり見かけたことがないので、価格相場は不明です。
一方、エメリンは20,000円〜60,000円くらいが相場かなと思います。
かなり価格差がありますが、ここの価格差はクオリティ次第といったところでしょうか。
特にサイクスエメリンがかなり流通しているので、サイクスエメリンはお迎えしやすいモルフですね。
※あくまでも値段は筆者の主観なので、参考程度でお考え下さい。
まとめ
エメラルドはタンジェリンとの相性が良く、今後、サイクスエメリンのようないろんなブランドラインがたくさん生まれてくること間違いなしです!
ただ、アジア人の目の特性上緑があまり見えないのは非常に残念ですね・・・。
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■参考資料
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育: 飼育・繁殖・さまざまな品種のことがよくわかる (PERFECT PET OWNER’S GUIDES)