こんにちは、Youreptilesです!
私は爬虫類を飼育者で、特にヒョウモントカゲモドキ(以下レオパ)を中心に飼育しています。
レオパは繁殖にもチャレンジしており、過去に1度成功しています。(2018年7月)
1回目記事:初めてのレオパ 繁殖!交尾から卵の管理方法をご紹介!
その後、2回目の繁殖を試みていましたが、なかなか成功せず・・・
そして今回、約3年越しに交尾まで成功させることが出来ました。
交尾成功までに、実施したことをこの記事では書いていきます!
交尾をしてくれない原因と結果
まずレオパが交尾をしてくれない原因は以下の4つだと考えています。
① 相性が悪い
② 若すぎる
③ 繁殖期じゃない
④ 視力が低い(ラプターなど視力の弱いモルフに起きがち)
このような理由から交尾が上手く行われません。
今回、私が繁殖を試みようと思っていたペアは2ペアありました。
・ラプター♂×ブレイジングブリザード♀
・サングロー♀×ブラッドタンジェリン♂
ラプターとブレブリのペアはディアブロブランコを作出しようと思い、交尾をさせていたのですが、ラプターの①と④の理由で失敗してしいました。
ラプターは視力が悪いせいで、首元ではなく、尻尾に噛み付いてブレブリの尻尾に傷をつけたり、ブレブリはまったく交尾する気がない冷酷な態度でオスを拒んだり、本当に相性の悪いペアでした・・・
次にサングローとタンジェリンのペアは、①か③が原因で上手くいってなかったように感じます。
このペアは、意外にもオスがあまり積極的ではなく、交尾にいたることがありませんでした。
ただ、オスがメスを傷つけるようなことがないので、何度も何度も交尾に挑戦してみたのですが、全く恋は実らずに2年半くらいが経ちました。
おそらく10回以上ペアリングをさせたと思います。
そんな日々の中、このペアの交尾が成功したのです!!
成功の秘訣は、交尾前にあることをさせただけです!
クーリング期間を設けた結果、交尾が成功した!
今回、交尾前にクーリング期間を設けました。
クーリング期間とは、あえて飼育下の温度を下げる方法を取ることです。この期間が終わると、レオパは繁殖に積極的になると考えられています。
以前、私はクーリングをさせない繁殖方法をしていたのですが、クーリングを一度やってみても良いのではないかと考え、今回初めて実施しました。
結果的にはクーリング大成功でしたね。
クーリング期間
実施したクーリング期間は以下の通りです。
クーリング開始:2021年2月14日
クーリング終了:2021年3月31日
終了期間は正直曖昧ですが、だいたい気候が暖かくなってきた頃からクーリング期間をやめた気がするので、3月末くらいだと記憶しています。
よって、おおよそ1ヶ月半クーリングさせました。
クーリング期間中の温度と餌について
クーリング期間中は文字通り温度を極端に下げます。
ちなみに温度は18度をキープしていました。
レオパードゲッコーの最適温度は28度くらいなので、そこから10度くらい下げました。
温度を下げたことによる生体の影響についてですが、特に健康面に悪影響が出たなどはありませんでした。
少しだけ動きが鈍くなったかなというくらいですね。
そもそもレオパが生息しているパキスタンは気温変化が激しく、冬の気温は夜間に10度くらいまで下がります。
あまり知られていないと思いますが、そんな環境で生きているレオパは温度変化に結構強いのです。
したがって、クーリングで体調を崩させてしまうようなことは滅多にないでしょう。
ただし、クーリング期間中は必ず絶食させてください!
気温が低いと、食べたものが消化されないためです。
無理に食べさせると、下痢や消化不良を起こし、レオパの体に負担をかけてしまいます。
4/11 交尾成功!
クーリング終了後、レオパの状態を戻すために、温度を徐々に上げて、餌を少しずつ与えていきました。
1ヶ月間餌を与え続け、状態がよくなってきたところで、交尾をさせてみました。
実施日は2021年4月11日。クーリング明けから1ヶ月少し経った頃です。
正直、上手くいくような気はしていなかったのですが、オスのレオパが凄いやる気を見せてくれて、成功しました!
こんなに積極的なのは始めてみました。笑
まとめ
クーリング期間の重要性に気づかされました。
クーリングをさせずに、繁殖をされているブリーダーの方々もいるので、本当にクーリングは必要なのか?と考えていたのですが、いざ実施してみると簡単に交尾をしてくれたことに驚きました。
とはいえ、まだクーリングは1度しか経験していないので、今後何件かクーリング後の交尾を実施してみて、成功率を確認していきたいと思います。
今回はクーリング関係なく、まぐれだったかもしれませんからね。
それはないか。笑