こんにちは、ユーレプタイルズです!
本日は『ニシアフリカトカゲモドキ』 の飼育について、必要物品の紹介と共に説明していこうと思います。
ニシアフリカトカゲモドキ(以下:ニシアフ)はとにかく黒目がちな目が可愛くて、温度管理などの面でも育てやすい爬虫類ランキング上位だと思っています。
モルフもさまざまで、お気に入りの一匹を見つけることができるでしょう。
私の家にも可愛い顔のニシアフリカトカゲモドキが居り、日々癒されています。
(購入時より自切をしていました)
丁度脱皮前ですね。
目次
ニシアフリカトカゲモドキの飼育環境
まずニシアフリカトカゲモドキの生体を飼う前に揃えておきたい必要物品が以下となります。
・ケージ
・パネルヒーター
・水入れ
・床材
・シェルター
最低限これだけあれば、ニシアフリカトカゲモドキを迎える事ができます!
ではそれぞれの説明をしていきましょう。
ケージ
SANKOレプタイルボックス
これは本当に取り扱いがしやすい優れもののケージです。
地表性のヤモリには大体使えるのでは?
軽いのに比較的頑丈で、上部がスライド式に開閉できるのですが、磁石で固定されるようになっているので、しっかり閉めておけば脱走の心配もありません。
そして値段がお手頃!これが一番素敵なところです。
四方が透明なため、いつでも外からニシアフリカトカゲモドキを見ることが出来るのも、飼い主としては嬉しいところ。
エキゾテラ グラステラリウム
私の中での爬虫類飼育ケージの定番といえばコレですね。
もちろんニシアフリカトカゲモドキ以外にも使えます!
ニシアフやレオパではグラステラリウムの3030が良いと思います。
こちらは正面の扉が観音開きになっていて、餌を与えることや部屋の掃除がしやすい構造になっています。
レプタイルボックスに比べてスタイリッシュなデザインになっており、見栄えもいいですね。
ケージ内の内装にもこだわりたい人には、このケースがいいかもしれません。
もちろん四方がガラス張りになっているので、外から生体の観察もできますよ。
唯一弱点があるとすれば、ケージの重量が重いことくらいですが、私は日々の生活の中でケージの移動をそんなにする訳では無いので、特に気になったことはありません。
プラスチックケージ
よくある虫かごです。 笑
これも通気性もよく、軽いのに頑丈で取り扱いがしやすいので、爬虫類を飼う事が出来ます。
安価で買える事や、ペットショップだけでなくホームセンター・100円均一などにも売っている手軽さがいいと思います。
こちらも外側から生体が見られますね。
ほかのケージと比べると、若干スタイリッシュさがないことが弱点ですが、気にならない人や今すぐにケージを手に入れたいと思う人には良いでしょう。
ニシアフリカトカゲモドキは体長が20cm前後くらいにはなるので、プラスチックケージの中では大き目のものを選択する必要があります。
シューズケース
100円均一などで売っている、プラスチックで蓋があるタイプのものです。
虫かごに続き、「えっ…!?」と思われるかもしれませんが、シューズケースは結構いいのですよ。
私も実際いろいろな爬虫類に使っています!
シューズケースの一番の利点は安く買える事ですね、私は100均のものを勧めます。
安いから100均のものを勧めるのではなく、それが良いものだから、という理由です。
しかし紹介したケージの中で、シューズケースだけが外から中をクリアにみることができず、これはデメリットですね。
半透明なシューズケースではなく、クリアなものがあれば最高です。
あと、シューズケースには空気穴がついていないため、事前に自分で穴をあける必要があることも手間の一つです。
私は電動ドリルで穴をあけていますが、女の人には難しいかもしれないので、穴をあけるのが難しそうな人は違うケージを選択するのが良いと思います。
パネルヒーター
ニシアフリカトカゲモドキは、日中に過ごす場所の温度や明るさを自分で選択します。
そのため、ケージの中に温かい場所とそうでない場所、明るい場所と暗い場所を用意しておく必要があります。
食後に温かい場所に移動して、食べ物の消化を促したりするようで、ケージ内に温かい場所を作るために、このパネルヒーターが非常に便利なのです。
私はパネルヒーター部門では、ミドリ商会のピタリ適温プラスを強くお勧めします。
ピタリ適温プラス
・温度自動調整機能がついている
・高価な値段設定でない
・ケージや生体の大きさに応じてさまざまなサイズ展開がなされている
などなどメリットをあげればたくさんあります。
ちなみに床全体にヒーターを敷くのではなく、三分の一くらいが温まるようにしてくださいね。
床の場所によって温度が違うということが大切なのです。
照明タイプの温度調整機器もありますが、私は火事が怖いですし、もしケージ内設置タイプの温度調整機器に、生体がぶつかってしまった時の事を考えると、想像するだけで心配になるので、ケージの下に置くタイプのパネルヒーターが自分には合っていると思っています。
もちろんケージ内設置型の機器を上手に使い続けている人も居ますけどね。
水入れ
ニシアフリカトカゲモドキは、水入れから直接水を飲んでくれる、水を与えやすい爬虫類です。
水入れは、床に置けて清潔を保ちやすければどんなものでもいいと思います。
私は自宅ではペットボトルキャップを使っています。
ペットボトルキャップは、容器が軽いので、それが生体の上に乗ってしまいニシアフリカトカゲモドキがケガをする事は無いですし、汚れてしまったらすぐに交換ができるのが良いです。
あとは、ほぼコスト0で手に入る事も利点ですね。
ニシアフリカトカゲモドキやレオパードゲッコーは、比較的決まった場所にフンや尿をしてくれる個体も居るのですが、やはり個体によっては水入れを汚してしまいがちな子もいます。
そう思うと、すぐ交換できる水入れは衛生的ですよね。
ちなみにペットボトルキャップのデメリットは、見た目があまり格好良くない点ですね。
なので、ケージ内レイアウトにこだわりたい人は、ネットやペットショップに売っている、おしゃれな水入れを買うのもいいと思います!
床材
ニシアフリカトカゲモドキは、ケージ内に床材を敷く必要があります。
床材を選ぶポイントは
・誤嚥しない(or してしまっても体調に影響がない)
・掃除がしやすい
の2点が大前提だと思っています。
ペットシーツ
安価で、排泄物の匂いも吸収してくれるペットシーツは、犬や猫だけではなく爬虫類にも使えます。
ただし無香料無着色のタイプのものにしてくださいね。
私の家では小さ目のペットシーツを買って使用しています。
簡単に交換出来て衛生的ですし、何年も使っていますが、誤嚥もなく経過しています。
キッチンペーパー
ペットシーツの下位互換だと思っています笑
ペットシーツよりさらに安価ですし、切れ目がついていて床のサイズに合わせて千切れるのもいいところですね。
消臭効果はないですが、排泄を確認したら、その都度交換すればいいのであまり気にする事ではない気もします。
パームマット・ソイル・ウッドチップなど
いわゆる、土や木くずです。
ガーデニングなどにも使われるこれらは、爬虫類の床材としても加工され売られています。
自然にも近く、ケージ内レイアウト的にも良いと思うのですが、私は誤嚥のリスクが少しでもあると思うと怖いので、これ系の床材は使っていません。
シェルター
野生下でのニシアフリカトカゲモドキは夜行性で、日中は巣穴や暗所で過ごしています。
飼育下でのニシアフリカトカゲモドキにもこういった場所を作っておく必要があり、そのためにシェルターを設置します。
ウエットシェルター
シェルター界でも有名なのが、このウエットシェルターです。
こちらは上部に水を入れることができ、その水によって爬虫類飼育に必要な湿度を保つ事ができます。 本当に優秀なシェルターです。
初めてニシアフリカトカゲモドキを飼う方や、霧吹きなどでの湿度管理をこまめに行う時間が無いという方は、このウエットシェルターを設置すると良いでしょう。
サイズはMサイズが良いと思います。
デメリットは、重さがある事です。
万が一地震などでケージ自体が転倒してしまった場合、生体の上にシェルターが乗ってしまうと生死に関わる重大事故になってしまいます。
ウエットシェルターを使う際には、ケージの置き場を低い位置にセットする事をお勧めします!
100均のプラスチック皿
BBQなどの取り皿で使う半円のやつです。透明や半透明なものではなく、真っ白なものを選んでください。
見栄えは悪いですが、安価で、入り口だけを切って作ってあげればすぐに使えます。
また、もし排泄物でシェルターが汚れた場合には、すぐに捨てて取り替えられます。
デメリットは、シェルターを使用しての湿度管理というのはできなくなることですね。
適宜霧吹きなどでの湿度管理が出来ればOKです。
その他のシェルター
見栄えを重要視するのであれば、より岩や石に近い見た目をしているものや、可愛い見た目のものなど、さまざまなものがネットやペットショップに売っていますので、いろいろ選ぶのも楽しいと思います。
飼育環境作ってみた!
こちらは
・100均シューズケース
・キッチンペーパー
・プラスチックシェルター
を使った一番安価な環境です。ウエットシェルターを使っていないので霧吹きで湿度管理をしている図です。
この下にパネルヒーターを設置すれば完成です。
まとめ
どうでしたか?
ニシアフリカトカゲモドキを飼育する環境を作るためには、1~2万円程度あれば、最低限の環境を作ることがわかりましたよね。
ほぼすべてのものをネット・100均などで揃えることができるので、思い立ったその日に環境を整える事ができますね。
生体を迎える前に先に環境を整えておくことは全ての生き物飼育に通ずると思います。
次回は、必要物品以外の飼育環境について書きたいと思います!