こんにちは、Youreptilesです!
この記事では、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)に必要なサプリメントについて、説明と商品の紹介をしていきます。
目次
レオパードゲッコーにおけるサプリメントについて
何故サプリメントが必要なの?
そもそも何故レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)にはサプリメントが必要なのでしょうか。
サプリメントを使用する理由としては、生餌だけでは栄養不足になったり、栄養バランスが偏ってしまったりして、最悪の場合病気になってしまうリスクがあるためです。
生餌飼育では、同一の餌を長期間に渡って与える場合が多いでしょうし、ペットショップやインターネットで購入できるレオパードゲッコー用の餌というのも限られています。
このような状況下では必須栄養素が補えない場合が多く、そのために生体の栄養補助としてのサプリメントという便利なものが発売されているのです。レオパードゲッコー飼育者としては本当にありがたいですね。
ちなみに、人工飼料で育てている場合には製品にもよりますが、サプリメントが不要なこともあるので、人工飼料を食べてくれる子であり、金銭的に制限がない場合などは人工飼料を使用するのもオススメです。
サプリメントを与えなかった場合のリスク
基本的に昆虫食のレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)ですが、昆虫には『リン』という栄養素が多く含まれており、それによって『カルシウム』が不足してしまう可能性があります。
カルシウムが不足した状態が続くことによって、充分な成長が阻害されたり、クル病という病気を発症するリスクがあります。
クル病とは、骨の石灰化に異常をきたし、骨が柔らかくなることで、骨が変形したり折れたりする病気です。
骨に異常があることにより、歩行に障害が起きたり、口の開閉に障害が起きることがあります。
こうなってしまうと、それをきっかけに上手に餌を食べることが出来なくなり、生体が弱ってしまう事につながるのです。
このような病気を引き起こさないためにも、サプリメントを上手に利用することが大切です!
サプリメントを紹介
では早速、レオパードゲッコーに必要なサプリメントを紹介していきます!
カルシウム
まずは上記の説明にも出てきた、『カルシウム』です。
カルシウム剤は、毎回の給餌で与えて構いません!しっかり摂取してもらいましょう。
ビタミンD3
ビタミンD3は、カルシウムの代謝・吸収を助ける役割があります。
夜行性のレオパードゲッコーは、日中に紫外線を浴びて自力でビタミンDを生成するという事に長けていません。
それにより紫外線ライトなしの飼育ができるので、飼育のしやすさとしては良いのですが、その分ビタミンD3やそれが配合されているマルチビタミンサプリなどを与える必要があります。
ビタミンD3を与える場合の注意点として、与えすぎてはいけないという事です。
レオパードゲッコーはビタミンD3を過剰摂取してしまっても、排出することができません。排出されない余分な栄養素は肝機能障害のリスクにつながります。
そのため、カルシウムと違って、ビタミンD3は2-3週間に1回程度のペースで与えるようにしましょう。
ちなみに筆者は、ジェックスのサプリメント類を愛用していますが、それらを与えたことにより拒食した個体は未だかつていません。
爬虫類用につくられたサプリメントは、やはり爬虫類が摂取しやすいようになっているんでしょうね。
サプリメントの与え方
次に、サプリメントの与え方について説明していきます。
サプリメントを与えるのは至って簡単、生餌にサプリメントをまぶし、その生餌をそのままレオパードゲッコーに食べてもらう方法です。
これをダスティングと言います。
ダスティング専用の容器(タッパーなど)を用意し、そこにその日の給餌に使用する生餌とサプリメントを入れます。
生餌にサプリメントが充分かかっていることを確認できれば、それをレオパードゲッコーに与えてください。これでOKです!
ちなみに、ダスティング専用の容器に生餌を入れすぎて、1回の給餌で与えられなかった生餌をその容器にそのままにしておくと、大事なサプリメント粉の中に生餌が糞をしてしまう可能性などもあり、不衛生となる可能性があるので、1回にダスティングをする生餌の量には気を付けたほうが良いです!
おわりに
サプリメントの必要性はわかったでしょうか?
どうしてもダスティングをした生餌には食いついてくれないという事があった場合は、人工飼料に変更したほうが良いでしょう。
それ程生餌飼育におけるサプリメントというのは必要不可欠なものだという事です。
上手くサプリメントを活用して、レオパードゲッコーには健康で長生きしてほしいですね!