こんにちはYoureptilesです。
今回は、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)に起こる可能性がある、※マウスロットという病気について説明したいと思います。
注※他の爬虫類にも起こる可能性がある病気ですが、今回の記事はレオパードゲッコーのみに焦点を当てて説明しています。
・レオパードゲッコーが何故か餌を食べなくなった!
・レオパードゲッコーを飼育しようと思っているが、リスクを先に知っておきたい!
など疑問を持っている人に是非読んでほしい記事となっています。
目次
マウスロットについて
どんな病気?
マウスロットとは、簡単に言うと感染性の口内炎の事です。
色々な原因により、レオパードゲッコーの口腔内で感染が起き、炎症が発生してしまうのですが、症状としては
・餌を食べなくなった(痩せてきた)
・口の中の色が変色している
・口を開けたままの状態が続いている
・チーズのような膿が出ている
などがあります。
酷くなると、口内炎が出来た部分が壊死してしまい、水分や餌を食べることが出来なくなることで衰弱してしまいます。
原因は?
レオパードゲッコーがマウスロットになる原因は、
・餌を与える際のピンセットで口腔内に傷が出来てしまう
・ケージやシェルターなどにぶつかって傷が出来てしまう
などがあります。
しかし健康なレオパードゲッコーであれば、多少の傷が出来てしまっても自然治癒する事がほとんどなのですが、上記に加え
もともと弱っていたり(高ストレスな状態なども含む)、傷が出来た時の飼育環境が不潔で、傷に菌が侵入しやすい環境になっていたり、栄養状態が良くない場合などは
マウスロットに発展してしまう事があります。
マウスロットを予防するには
まず、レオパードゲッコー購入時には、健康でしっかり餌を食べている個体であるかどうかを判断した上で購入する事をオススメします。
生体を迎えた時に既に病気になっていたら困ってしまいますからね。
動物なので傷が出来てしまう事はありますし、餌を食べるのが下手な個体もおり傷を作るのを完全に予防する事は難しいですが、不衛生な環境が続いている場合は、やはりその都度マウスロットになるリスクをレオパードゲッコーに背負わす事になってしまいますし、不衛生さはストレスの原因にもなります。
飼育環境を清潔にしておく事は、飼育者の努力次第で誰にでもできる事なので、頑張ってほしいと思います!
もう一つ、飼育者が傷を作らないために出来る事として、餌を与える際のピンセットを鋭利なものにしないというのもあります。
レオパードゲッコーは目があまりよくない事もあり、餌を食べるのが下手な個体がいます。
そういった子はピンセットを齧ってしまったり、ピンセットに顔をぶつけてしまったりする事があり、それをきっかけに傷ができる可能性があります。
傷ができる事を予防するためにも、齧っても傷になりにくいピンセットを選んであげると良いですね。
マウスロットになってしまったら
症状がある個体に出来る事
マウスロットになってしまった・マウスロットを疑う症状がある・よくわからないが餌を与えても長期間食べてくれていないなどの場合は、早急に爬虫類を診察してもらえる動物病院に受診し、診断・治療をしてもらいましょう。
実際にマウスロットであった場合であれば、抗生剤などの薬を処方される場合もありますので、それを与えるようにしましょう。
マウスロットになった個体以外に出来る事
同時に多頭飼いをしているレオパードゲッコー飼育者は多いと思います。
もし飼育している一匹がマウスロットになってしまった場合は、ピンセットをその個体専用にして、ほかの健康な個体には別のピンセットを使用するようにしましょう。
ピンセットを替える事で、菌が移ってしまう可能性を低くする事ができます。に
また、すべての個体に対して、ケージ内の清潔を保つことができているかをもう一度振り返る事も必要です。
まとめ
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)における、マウスロットという病気について理解は深まったでしょうか?
飼育環境の清潔さや、掃除のしやすい飼育用品を選ぶ事・生体を傷つけない飼育用品を使う事は、爬虫類飼育者の誰にでも簡単にできる事なので、これらを注意する事で病気になるリスクを減らせるのは良いですよね。
レオパードゲッコーは飼育しやすく、飼育環境も整えやすい爬虫類の一種で、なんの病気にもかかる事なく生涯を過ごせる子も多いですが、やはりそこには個体差があります。
色々な病気を知っておき、爬虫類飼育において事前の予防と対策が出来る事で、飼育者も生体にとっても幸せな日々が送れる事を願っています!