こんにちは、Youreptilesです!
今回は、
『フトアゴヒゲトカゲへの餌の与え方』
について説明していきたいと思います!
・フトアゴヒゲトカゲを迎える前に知識を付けておきたい
・餌は何を与えればいいの?
・このサイズのフトアゴには何を与えればいいの!?
などなど疑問をお持ちの方にピッタリな記事となっています。
https://www.youreptiles.com/2022/01/18/about-pogonavitticeps1/
目次
フトアゴヒゲトカゲとは
フトアゴヒゲトカゲは、爬虫綱有鱗目アガマ科アゴヒゲトカゲ属に分類されるトカゲです。
野生のフトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの気温も高く紫外線も強い地域に生息しています。
成体では頭部から尻尾までを合わせると50cm前後の大きさになります。成長スピードも比較的早く、どんどん大きくなるのを見るのが楽しい爬虫類と言えます。
寿命は10年前後で、長く一緒に居られる所も良いですね。
性格は比較的温厚で、ハンドリングも嫌がる事が少ないので掃除や給餌などもしやすい爬虫類だと言えます。
フトアゴヒゲトカゲの餌について
餌の種類
フトアゴヒゲトカゲは、昆虫・野菜・果物・人工飼料などを摂取します。
そして、それぞれの成長期に応じて、食べさせるものも変化していきます。
昆虫・生餌
フトアゴヒゲトカゲは、コオロギ・デュビア・ミルワームなどを食べます。
野菜
野菜は、ニンジン・小松菜・かぼちゃ・オクラ・とうもろこし・豆苗などがオススメです。
逆に、ネギ・ニラ類やほうれん草などの野菜は与えてはいけません、刺激が強いですし、貧血などの病気になるおそれがあります。
また、ブロッコリーやキャベツも甲状腺機能に障害が起こる可能性があるので、控えた方が良いでしょう。
野菜は、フトアゴヒゲトカゲが食べやすいサイズにカットしておきましょう。
野菜や果物は一緒に水分補給をする事も出来ます。
果物
バナナ・リンゴ・なし・みかんなどを食べえてくれます。
果物は糖分が多く嗜好性も高いので、あまり与えないようにします。月に数回で充分です。
果物も、食べやすいサイズにカットする事が必要です。
人工飼料
人口飼料とは、生餌や野菜が苦手なフトアゴでも食べやすく設計されている、人工の餌の事です。
生餌が苦手な爬虫類飼育者にもオススメですね。
餌を与える際の注意点
昆虫・野菜・果物を与える際は、カルシウム剤をダスティングします。
野菜には少量振りかける程度・生餌や昆虫にはしっかりとダスティングしましょう。
ダスティングにオススメなカルシウム剤はこちら
それでは次にそれぞれの成長期に応じた餌の与え方について説明していきます。
フトアゴベビーへの餌の与え方
フトアゴヒゲトカゲのベビーは、大体全長20cm前後の頃(生後3か月前後)と考えます。
そのころに与えるのはおおむね昆虫です。
1日2回、昆虫9割:野菜1割程度の餌を、食べるだけ与えてください。
生餌が苦手な人は、冷凍コオロギなどもあります。
ベビーの時はコオロギ・デュビアであればSサイズが食べやすいです。ミルワームであれば特に大きさにはこだわらなくても食べる事ができるでしょう。
フトアゴヤングの餌について
フトアゴヒゲトカゲのヤングは大体全長20cm~35cm前後の頃(生後3か月~半年頃)と考えます。
ヤングになると、徐々に昆虫食を減らしていきます。
1日2回、昆虫5割:野菜5割の餌を与えてください。偏食などあるかもしれませんが、ベビーの時に比べて、野菜をしっかり与える事を意識するようにしましょう。
コオロギ・デュビアはMサイズが食べやすいと思います。
人工餌を与える場合は、フトアゴゲルとフトアゴドライを1日1回与えるのでもOKです。
フトアゴドライは、水に浸してふやかして与えてください。
フトアゴアダルトの餌について
フトアゴヒゲトカゲのアダルトはおおよそ全長35㎝以上、生後半年以上になった状態の事を言います。
この頃になると2~3日に1回野菜を与えて、昆虫は週に1回程度のおやつ感覚で与える程度で良いでしょう。
偏食があり、野菜をなかなか食べてくれない場合は、人工飼料のフトアゴドライを2~3日毎に1回与えるのもOKです。
おわりに
どの爬虫類にも言えますが、肥満や生体に関わりすぎる事は寿命を縮める原因になるので気を付けなければいけません。
他の爬虫類と比較して、フトアゴヒゲトカゲは餌の与え方や頻度がやや難しいです。
成長度に応じて、適切に餌を与える事でフトアゴヒゲトカゲが長生きできるようにしていきましょう!