フトアゴヒゲトカゲ

【初心者向け】フトアゴヒゲトカゲの飼育方法|You Reptiles.com

こんにちは、Youreptilesです!

この記事では

『フトアゴヒゲトカゲの飼育方法』

について説明していきたいと思います!

この記事は以下のような人におすすめ!

 

・フトアゴヒゲトカゲについて何を調べたら良いかわからない

・フトアゴヒゲトカゲを飼育してみたいけれど知識がない

・生体を迎える前に何が必要なのか確認したい

などなど、これからフトアゴヒゲトカゲを飼育する上での疑問を持っている方に必見です!

フトアゴヒゲトカゲとは

フトアゴヒゲトカゲは、爬虫綱有鱗目アガマ科アゴヒゲトカゲ属に分類されるトカゲです。

野生のフトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの気温も高く紫外線も強い地域に生息しています。

成体では頭部から尻尾までを合わせると50cm前後の大きさになるのが特徴で、ケージなどを選択する場合はそれを踏まえたサイズにする必要があります。

性格は比較的温厚で、ハンドリングも嫌がる事が少ないので掃除や給餌などもしやすく、ペットとして非常に人気の高い爬虫類とされています。

フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要なもの

結論から述べると、フトアゴヒゲトカゲ飼育に最低限必要な物品は以下となります。

・ケージ

・水入れや餌入れ

・床材

・バスキングライト

・シェルター

・紫外線ライト

・パネルヒーター

・温度計、サーモスタット

では、それぞれについて説明していきます。

ケージ

上記でも述べたように成体では50cm前後までの大きさになるため、ケージは比較的大きなものを用意する必要があります最初は10数cm~20cm程度の大きさですが、フトアゴヒゲトカゲはどんどん大きくなっていきます。成長に応じてケージを大きくしていくよりは、最初から大き目のケージを用意しておく方が良いでしょう!

フトアゴヒゲトカゲは、壁を登っていくタイプのトカゲではないので、ケージの高さはあまり高いものでなくても良いですが、幅と奥行きはしっかり見ておきましょう。

また、フトアゴヒゲトカゲは後述しますが、ケージ内にバスキングライトや紫外線ライトなどを装着させる必要があるので、コード穴があるケージをオススメします。

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水入れ・餌入れ

フトアゴヒゲトカゲは水入れや餌入れからそれらを補給してくれます。野菜や果物から水分を補給できる時もありますが、水入れは常に置いておくほうが良いでしょう。あまり高さのある水入れや餌入れだと、ベビーにとっては高すぎる場合があるので、低めのものがオススメです。

これらを置く場所については、後述するバスキングライトで温めている場所は避けて置くようにしてください。水や餌の水分が蒸発してしまいますからね。

床材

床材は、清潔を保つため必ず敷いておきましょう。

砂やウッドチップを敷くのが一般的です。見た目も非常によく、テラリウムとして楽しむことができます。

誤飲のリスクがやはりありますので、フトアゴの体調がおかしくないか、排泄物に異常はないかなどはしっかり確認してくださいね。

ペットシーツなどもおすすめです。砂やウッドチップとは異なり、誤飲なく安価なので汚れたらすぐ交換できます。

無臭のものを選んでくださいね。

バスキングライト

フトアゴヒゲトカゲは暑い地域に住んでいるトカゲのため、太陽の代わりとなるバスキングライトが必要です。

ケージ全体の温度調整も必要ですが、バスキングライトを使用して温度を上げるのはケージ内の一部分のみで、その部分がおおよそ40度±5度程度になるようにします。

昼夜の区別をつけるために日中のみ点灯させるようにしてください。

バスキングライトは、それ自体がかなり高温になるので、フトアゴが直接当たらないように高い位置に設置してください。また、ライトが落下した場合は火事の原因にもなりますので注意が必要です。

紫外線ライト

バスキングライトとはまた別で、紫外線ライトも必要です。

爬虫類飼育において、紫外線が不必要な爬虫類も多くいますが、フトアゴヒゲトカゲは、特に紫外線が必要な爬虫類です。

紫外線は骨代謝のために必要です。骨代謝にはカルシウムやビタミンDが必要ですが、それらを餌として摂取していたとしても、紫外線がなければ代謝する事ができません。これにより、最悪の場合代謝性骨疾患という病気になってしまう可能性があります。特に、UVBという紫外線が必要になるので、UVAとUVBが出ている紫外線ライトかどうかを確認して購入してください。

紫外線ライトには色々な種類があります。バスキングライトのような電球形のものやグラステラリウムゲージにぴったりと装着できるようなものもあります。

筆者は1つの電球でUVA+UVBどちらも出ているものをオススメします。こちらの商品は、バスキングライトも併用されています。

シェルター

シェルターは爬虫類の寝床や隠れ家として必要になります。

ホットスポットが必要な爬虫類にオススメのシェルターが、バスキングスポットとシェルターが一体になっているものです。あまりに高いとバスキングライトに生体が当たってしまうので、高すぎないものを選択しましょう

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パネルヒーター

パネルヒーターは、ケージ内で床の温度を一部だけ上げるために使用します。そのため、ケージの全面には敷かず、1/2から1/3くらいの範囲に敷いてください。また、方向はバスキングライトを設置した側にしましょう。

爬虫類飼育に使用するパネルヒーターの筆者のオススメは、なんと言ってもこれです!一体今までに何枚購入したかわからないほどです(笑)

温度計・サーモスタット

爬虫類飼育においてケージ内の温度管理は非常に重要です。

フトアゴヒゲトカゲは、ホットスポットは40度±5度、それ以外の場所は25度±5度程度になるようにしておく必要があります。

ホットスポットとそれ以外の場所に温度計を設置しても良いと思いますし、

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サーモスタットという、温度管理をする機材に繋ぎ、設定した温度まで上昇・下降した場合に、自動でライトやヒーターのON/OFFをしてくれる機械を設置しても良いと思います。

フトアゴヒゲトカゲの飼育環境

ケージ内温度

フトアゴヒゲトカゲは変温動物です。そのため、フトアゴヒゲトカゲのケージ内は、生体に適した温度にしておく必要があります。

もともとオーストラリアという気温の高い地域に生息していた生物のため、日中はバスキングライトというライトで、ケージ内を一部高温(バスキングスポットと呼ぶ)にして、フトアゴヒゲトカゲ自身が、好きな温度の場所を選択できるようにしてあげる必要もあります。

温度ですが、ケージ内は20~30度(25±5度)、バスキングスポットは35~45度(40±5度)程度にします。

バスキングスポットを作るのは、日中のみでOKです。そのため、朝になったらまずバスキングライトを点灯させるようにしましょう。

レイアウトとしては上記の写真のような感じで、バスキングライトに生体が届かないくらいの位置に、流木・高さのあるシェルターやレイアウトグッズなどを設置すると良いでしょう。レイアウトグッズを選択する時は、足場がしっかりして倒れないもの・フトアゴヒゲトカゲが乗っても大丈夫なものを選ぶと良いですね。

この時注意するのは、バスキングライトに生体が届かないようにしなければならない事です。ライトに当たるとケガをする恐れがあります。

また、ライトをケージに設置する時は、しっかり固定し落ちないよう注意が必要です、ライトの落下による火事や、生体を傷つける原因になります

ケージ内に温度計を設置する場合は、バスキングスポット側と、それ以外の場所の2か所に設置する事をオススメします。

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水分補給

フトアゴヒゲトカゲは、元々雨の少ない地域に生息しており、水分摂取や湿度管理をとてもシビアに考える必要がある爬虫類かと言われたら、そうでは無いと言えるでしょう。

また、野菜を食べる爬虫類なので、野菜から水分を補給する事も出来ます(特に野菜食中心になるアダルトの頃)。

筆者は上記のように餌皿と一緒に水皿も置いていますが、実はフトアゴは動いていない水面の場合、そこに水があると気づくことが出来ない可能性があります。そのため水皿は、そこにフトアゴが入ってくれた時に水と気付いて飲用してもらえたらな、という気持ちで設置しています。

今回は確実に水分を取ってもらう方法を紹介すると、

・スポイトで直接飲ます
・水が流れる装置を使う
・野菜に水をかけておく(ベビー・ヤングの頃)

この3点をオススメします。

アダルトになると野菜や果物から水分が摂取できますが、ベビー・ヤングの頃は野菜の量が少なかったり、野菜にまだなじみがなかったりして、しっかりした量の野菜を食べれていない可能性がありますよね。

そのため、特にベビー・ヤングの頃は上記の方法で2-3日に1回程度は水を与えてみてください。また、同時に綺麗な水皿も常に設置しておくと良いでしょう。

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ケージ内の清掃

フトアゴヒゲトカゲは、ハンドリングがしやすく、性格も温厚なため、ケージ内の清掃もしやすい爬虫類と言えるでしょう。

使っている床材にもよりますが、筆者はペットシーツを何枚か敷いて床材として使用しているので、以下の3ステップで終わりです。

①生体を別の容器に移す
②汚れているゾーンのシーツを外す
③綺麗なシーツを装着する

もし砂やウッドチップなどを使用している方であれば、生体を別の容器に移した後、砂の場合は糞などで汚れている付近や野菜くずなどが落ちてしまっている部分の砂を、茶こしなどですくって新しいものと交換・ウッドチップなどは汚れている部分を取り除いて交換するのが良いでしょう。

ペットシーツ・砂・ウッドチップ等全ての床材に共通して言えるのは、汚れが見える部分だけが本当に汚れているわけではない、という事です。

汚れは雑菌の繁殖や、カビの発生の原因になります。そのため、2週間~1か月に1回程度は、全面の床材を交換するのが良いと考えます。

おわりに

いかがでしたか?フトアゴヒゲトカゲはとっても可愛いトカゲです。

はじめに揃えるものは多いですが、飼育自体はそこまで難しくないため、初心者におすすめのトカゲと言えるでしょう。

ぜひ、この記事を参考にフトアゴヒゲトカゲをお迎えしてみてください!

では。

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