こんにちは、ユーレプタイルズです!
この記事では、アオダイショウの飼育方法について解説していきます!
アオダイショウを山で捕まえて飼育してみたい!ペットショップでお迎えしたアオダイショウの飼い方がわからない!
そんな方におすすめの記事となっています。
では早速、飼育方法を解説していきます!
アオダイショウとは?
アオダイショウとは、日本固有のナミヘビ科に属するヘビです。
日本全国に生息しており、青緑をした美しい体色と大きな身体が特徴的です。
体長は1m〜2m程度まで成長します。国内のヘビの中では大型に属します。
アオダイショウは、よくシマヘビなどと間違われることが多いですが、体色はかなり異なっています。特徴の違いについて理解すれば、すぐに判断することができます。
アオダイショウの飼育のギモン
巨大化するけど飼育は可能!?
先にも述べたようにアオダイショウは最大2mまで大きくなる可能性があります。
「2メートル」と聞くとかなり大きな印象を受けると思いますが、ヘビの2mはそこまで大きくないです。(本当です!)
基本的にとぐろを巻いていることと身体は細いので大きく感じません。
毒はない!?
毒はありません!
安心してください。
寿命は!?
アオダイショウの寿命は20年くらいだと言われています。
もちろん、飼育方法や個体差によって寿命にばらつきはあると思いますが、最長20年くらい生きると考えて飼育するのがベターです。
アオダイショウの飼育方法
アオダイショウのギモンが解決したところで、ここからはアオダイショウの飼育方法について解説していきたいと思います。
アオダイショウの餌について
何を食べる?
アオダイショウは野生化では、ネズミや鳥、カエルなどを食べています。
一方、飼育下では「マウス」という餌用に販売されているネズミを与えます。
マウスは冷凍されているタイプが販売されていますので、こちらを購入して与えることをおすすめします。
与える際は、常温解凍かぬるま湯で解凍して与えます。
赤ちゃんのアオダイショウであれば、「ピンクマウス 」という小さな冷凍ネズミも販売しているので、こちらを与えます。
餌はいつ与える?
餌の頻度はベビーかアダルトで異なります。
ベビーのアオダイショウであれば、1週間に2、3回程度ピンクマウスを1匹与えると良いでしょう。
一方、アダルトの場合はかなり給餌間隔が長くなります。
2週間にマウス1匹回、1ヶ月にマウス1回程度で問題ありません。
ヘビは人間では想像がつかないほどゆっくりと餌を消化するので、餌の間隔はかなり開けても問題ないです。
ケージ内の温度や湿度
温度設定
アオダイショウは日本に生息しているヘビなので、温度は特に気を使う必要がありません。
注意したいのは真夏の暑すぎる時、冬場だけです。
夏と冬は部屋の気温、もしくはケージ内温度が25度〜28度くらいになるように設定しましょう。
湿度設定
湿度は50%〜くらいを目安にしたいですね。
あまりにも乾燥しすぎたり、あまりにも蒸れ過ぎたりしなければ大丈夫です。
日本に生息しているヘビなので、気候に合わせておけば大丈夫です。
ただし、日本の冬場はかなり乾燥するので、少し湿度対策が必要です。
自動霧吹き機などを使用すると、湿度を自動で高てくれます。
水分補給
水は水入れに常時入れておくと良いです。
ただし、水入れの水は出来れば毎日交換しましょう。
あまり放置しすぎると、水が腐っていまいヘビの健康に良くないです。
水は水道水で問題ありません。普通の水を使ってしまうと、すぐに腐ってしまいますので、むしろ水道水の方がベターです。
ケージ内の清掃
ケージの掃除は糞と尿をしたら交換すると良いです。
ヘビの糞尿は結構臭いので、いやでも掃除をすることになると思います・・・
飼育に必要なアイテムについて
ケージ
アオダイショウに必要なケージのサイズは60〜90cm程度のものを選ぶのがベストです。
ケージはガラスケースからプラスチックケースまで、いろんなケージで飼育することができます。
以下に筆者おすすめのケージを紹介していますので、お好みのケージを選ぶと良いでしょう!
GEX グラステラリウム
こちらのケージは爬虫類飼育に特化した飼育ケージで、これを購入しておけばまず間違いない代物です。
素材はガラスで、フロントが観音開きになっているのが特徴です。
メンテナンスのしやすく、観賞性も高いので非常におすすめです。
ケージサイズは、ヤングのアオダイショウなら60cm、アダルトサイズなら90cmを選ぶと良いでしょう。
最終的に大きくなるのは確実なので、90cmを購入しておいた方が良いかもしれません。
■60cmはこちら
■90cmはこちら
ガラス水槽
グラステラリウムと同様にガラスのケージです。
価格がリーズナブルで、観賞性が高いのが特徴です。
観音開きシステムではないので、メンテナンスはしにくいです。また上から手を突っ込む形でメンテナンスするため、爬虫類にとってストレスになりやすいのがデメリット。
プラケース
アオダイショウはプラケースでも飼育することができます。
特にベビーの頃やヤングの頃はプラケースで飼育する方が良いかもしれません。
あまり大きなケージだと生体がどこにいるかわからなくなったり、広すぎて生体にストレスがかかる可能性もあります。
普通のプラケースだけではなく、爬虫類専用のプラケースも販売しているので、特にこだわりがなければ、爬虫類専用を買うと良いでしょう。
■爬虫類専用プラケース
これは結構大きめなので、アダルトにも使えます。
■普通のプラケース
アクリルケース
ガラスケースは重いし、少し嫌だな・・・
でも、プラケースは見た目が気になる・・・
ガラスケージとプラケースの中間なケージなんてないかな〜と思っている方におすすめはアクリルケージです!!
こちらは本当におすすめ。
なぜなら、ガラスケースのような鑑賞性を持ち、プラケースのような軽さも備えた優れものです。
市場に出回っているアクリルケースは少なく、以下のサンコー社のレプタイルボックス1強です。
サイズは大きいものと小さいものの2展開されているので、アオダイショウの体長に合わせて口中すると良いでしょう。
普通サイズ
大きいサイズ
照明器具
ケージ内に照明器具を置くと、鑑賞性がアップして飼育がより楽しくなります。
ただし、アオダイショウは必ずしも照明器具が必要なヘビではないので、ここはお好みで購入すると良いでしょう。
照明の設置で注意すべき点は、以下の2点。
・基本的にガラスケージにしか照明器具はつけれない
・夜は照明器具を必ず消す
基本的に照明器具はガラスケージにしかつけれません。
また1日中照明をつけていると、アオダイショウの体内時計がおかしくなってしまい、体調を崩す原因になります。必ず夜はライトを消しましょう。
爬虫類飼育における、照明器具は3種類存在します。
紫外線ライトとバスキングライト。そして、LEDライトです。
以下にそれぞれのライトの説明とおすすめのライトを紹介します。
紫外線ライト
紫外線ライトは文字の如く、紫外線が実際に出ているライトです。
紫外線は爬虫類にとって非常に良く、使用することで良い健康状態を保つことができます。
よくニホントカゲやカメが外で日光浴をしている姿を見たことがあるのではないでしょうか。あの行動は自信の健康を保つために行っているんです。
ただし、アオダイショウは紫外線なしでも問題がない種類なので、必ずしも必要ではありません。
紫外線を当てて少しでも、外の環境と合わせたい方は導入してみても良いかもしれませんね。
紫外線ライトは上記の電球だけでは使えないので、スタンドも一緒に購入する必要があります。
紫外線は人間の目に良くないので、スタンドはカバーがついているタイプがおすすめです。
バスキングライト
バスキングライトは、ケージ内の一部に高い温度のある場所を作り出すことができるライトです。
温度の高い場所を作ることで、ヘビはそこで身体を温めます。温めることで食べた餌をよく消化することができます。
また冬などは寒くなるので、こういったライトを導入して温度管理をするのも良いかもしれませんね。
ただし、温度管理が目的なのであれば、後ほど紹介するパネルヒーターなどの方が優秀かもしれません。
バスキングライトはワット数によって熱さがことなります。
ワット数が高ければ高いほど、ライトは熱くなりますので注意。
あくまでも参考ですが、ケージサイズごとでおすすめのワット数のバスキングライトを紹介します。
■ケージサイズ60cmにおすすめのバスキングライト
■ケージサイズ90cmにおすすめのバスキングライト
紫外線ライトと同じく、バスキングライトも同様に取り付けスタンドも一緒に購入しましょう。
バスキングライトのスタンドは、カバーなしでも問題ありません。
床材
いろんな床材がありますが、ペットシーツが最強です!
衛生的、健康的、コスパ最強の三拍子!
まず衛生面について、ヘビの糞尿はとにかくデカくて臭いです・・・
はっきり言って犬猫と変わらないものを出します。また肉食なので匂いもすごいです・・・
でも安心、ペットシーツは犬猫の糞尿のために設計されたシーツです。匂いは消えるし、糞尿も片付けやすい!
次に健康面について。
ヤシガラのような、木屑をばらしたものにはダニなどが発生するリスクがありますし、ヘビの呼吸器に影響するような気がして、私は使用をおすすめしていません。
ただし、ヘビが潜ったりして隠れることができたり、鑑賞性の高い点は素晴らしいと思います。
そして最後にコスパ。
ペットシーツは本当にコスパ最強です!
以下の200枚入りのペットシーツだと、1枚あたり18円程度です。
ちょっと高いように聞こえるかもしれませんが、ヘビは糞尿を滅多にしません。
頻度は1週間に1回くらいしかしないので、かなり長持ちします。
200枚入りだと5年は持ちそうですね。笑
シェルター
アオダイショウが安心出来る場所を確保してあげましょう。
安心出来る場所の確保にはシェルターを置きます。
販売されているシェルターは様々なデザインのものや機能性が異なったりといろいろあります。
好きなものを購入すれば良いと思いますが、中でもおすすめなのがウェットシェルターです。
陶器で出来ており、トップに空間のある一風変わったシェルター。
中の空白は水入れの役割をしており、なんと水が入っている場合、シェルター内部の湿度は90%を保ってくれます。
湿度が重要な爬虫類にうってつけのアイテムです。
湿度が高くなることで、脱皮不全などのトラブルを防いでくれますn。
上り木
野生で見かけるアオダイショウは、木に登っていたりしていませんか?
おそらく木に登る修正のあるアオダイショウ。
ケージ内に上り木を配置してあげることで、アオダイショウの面白い動きを観察することが出来るかもしれません。
こちらのアイテムは必須ではないので、お好みで配置すると良いでしょう。
グラステラリウムやガラスケージの中に入れると、テラリウムのようになって綺麗かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
ご覧の通りアオダイショウはとても飼いやすいヘビです!初心者でも飼育についてあまり悩むことがないのが良い点ですね!
個体の性格にもよりますが、大人しい種なのでハンドリングもできますよ。
以上、アオダイショウの飼育方法についてでした!