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【爬虫類飼育】WC個体とCB個体って何?どちらがおすすめ?違いについても解説

こんにちは。YouReptilesです。

爬虫類イベントやショップなどに訪れた際、商品のプリンカップやケースなどに「WC」「CB」と言った表記を見たことはないでしょうか?

恐らく、爬虫類を飼い始めた方にとっては聴き慣れない単語だと思います。

この表記、実は爬虫類を飼育する上で凄く意味のある表記です。

早速、この記事で学んでいきましょう!

WCとCBとは?

WCとCBとは?

答えを言ってしまうと、

WCがワイルド個体

CBが繁殖個体

という意味があります。

ワイルド個体?繁殖個体?

ワイルド個体

ワイルド個体とは、野生化で捕まえられた生体のことです。

ちなみにWCはWild Caughtの略称。

爬虫類業界ではよく「ワイルド」と呼んでいたりします。

CB個体

CB個体ってワイルド個体よりイメージがつきにくいですよね。

CBはCaptive Bredの略称。

意味は、飼育下で繁殖された個体と言う意味です。

結局、どっちがいいの?

CBとWCでは、お迎えしてからの飼育難易度が大きく異なるので、お迎えの際は慎重に決める必要があります。

では、どっちがおすすめなのでしょうか?

それぞれのメリット、デメリットは以下となります。

WC個体のメリット、デメリット

メリット

WCの良いところは、何と言っても価格が安い所です。

野生化で捕まえた生体なので、飼育下で繁殖するよりも育成コストが抑えられている分安いのでしょう。

また、あまりブリードが盛んでない種がよく売られているので、基本的にレア種が多いです。

逆に言えば、ワイルドとして出回っている個体は繁殖が難しいとも言えますね。

例:エリマキトカゲ、オオトカゲ等

デメリット

WCは結構デメリット満載です。

まず、野生下なので全く慣れていません。

そして、寄生虫のリスクなどもかなり高いので、初心者にはあまりお勧めできません。

関連記事:爬虫類を買う際、WC(ワイルド)の個体は購入するべきではない理由

CB個体のメリット、デメリット

メリット

CB個体のメリットは、飼い易さと安全性ですね。

まず、飼い易さの点ですが、CBの多くは飼育下で長年ブリードされてきた種です。

例えば、レオパードゲッコー等。

もはや野生を忘れてしまったような個体がほとんどで、

もし、野生下に放ったら1分も生きていられないような個体がたくさん流通しています。

つまり、CB個体の多くは遺伝子レベルで人慣れしているので、とても飼いやすいメリットがあります。

次に安全面ですが、CB個体には寄生虫がいません。

爬虫類飼育における厄介なのは寄生虫と言っても過言ではありません。

本当に寄生虫は厄介です。

CB個体は当たり前ですが、清潔な環境で育てられているので寄生虫がいません。

しかし、すべてのCB個体に寄生虫がいないとは言い切れません。

WC個体から感染しているかもしれませんので、注意は必要ですが、寄生虫のリスクは圧倒的にWCと比較して低いです。

デメリット

CB個体のデメリットは、価格が高い事です。

WC個体と比較して、2倍以上高い事が多いです。

安全面、人馴れなど、多くのメリットがある分価格は高くても仕方ないところはあります。

ブリーダーさんによる、ベビーからの育成コストも含まれているので、そこは納得出来ますね。

他にも、近い遺伝子で掛け合わせられていることが多く、奇形や病気のリスクも少なからずあります。

しかし、この点はあまり気にする必要はないと思いますが、もし、ブリーダーさんが近縁でブリードし続けていると起こる可能性はあります。

まとめ

CB個体かWC個体のどちらが良いか?と言われれば、

私は絶対に「CBが良い!」と答えます。

経験上、WC、CBのどちらも飼育したことがありますが、WCはすぐに⭐︎になってしまう個体が多いです。

なぜなら、野生で育った生体は100%寄生虫に侵されていますし、自由な環境で育った生体を狭いケージに入れるのは、ストレスでしかありませんよね。

また、臆病な個体も多いので、人間の目やスキンシップは強いストレスとなります。

そんな飼育難易度の高いWCをお迎えするよりは、圧倒的に飼いやすく安全なCBをお迎えうする方が良いです。

もし、イベントや爬虫類ショップでお迎えする際は、「WC」と「CB」の表記は必ず見るようにしましょう。

最近は表記がないショップも多いです。その場合は、店員さんに確認を取りましょう!