こんにちは、Youreptilesです!
今回は、
『コーンスネークの飼い方について』
初心者にも簡単に説明していきたいと思います!
この記事は以下のような人におすすめ!
・ヘビを飼ってみたいけど、どうすればいいか分からない
・コーンスネークを飼う前に飼い方を知っておきたい
・コーンスネークを飼う上で注意する事は何?
・コーンスネークを飼うために必要な用品は何?
そんな疑問を持っている人にピッタリの記事になっています。
目次
コーンスネークとは?
アメリカ合衆国南東部に生息するナミヘビ科に属するヘビの一種です。
全長は100cm前後までになり、最大で180cm程度のものが確認されています。顔や目がとても可愛くて性格は大人しく、給餌やケージの掃除などもしやすいなど、爬虫類飼育初心者の方にオススメなヘビだと言えます。
基本的には地表棲のヘビですが、森林に生息しているので野生では木に登ったりもするようです。飼育時は、必ず登り木がケージ内に必要というわけではないです。
野生下では夜間に活動する事が多いようですが、CB個体は昼夜変わらず行動している所を見ます。
コーンスネークの飼育のギモン
毒はある!?
毒はありません。安心ですね。
毒のあるヘビは飼育において行政からの許可なども必要になる事あるのですが、コーンスネークはそういった許可や登録も必要なく飼育する事ができます。
爬虫類ショップはもちろん、普通のペットショップなどでも購入する事ができます。
寿命はどれくらい?
コーンスネークの寿命は、10~15年ほどと言われています。
身体も比較的丈夫で、長寿と言えるでしょう。筆者の飼育しているコーンスネークも6-7年間、病気なく元気に過ごしてくれています。
バスキングライトは必要?
不要です。ケージ内の温度を必要な温度で一定に保つことが出来ていればOKですし、一部床面の温度を高めにしておいた方が良いですが、パネルヒーターで問題ないので、バスキングライトは必要ないと言えます。
紫外線ライトは必要?
元々夜行性のヘビなので紫外線ライトも基本的には不要です。
野生下での環境となるべく近づけたい!などの理由がある場合は、日中のみ紫外線を照射してもいいかもしれませんが、紫外線ライトを設置していなくても問題なく飼育できます。
コーンスネークの飼育に必要なもの
さて、コーンスネークの飼い方について説明していきます!
まずは飼育する上で必要な用品から紹介します。
飼育に必要な最低限の物は以下になります!
必ず生体をお迎えする前に、以下の用品は購入しておくようにしましょう!
・ケージ
・水入れ
・餌
・温度湿度計
・パネルヒーター
・床材
・シェルター
ここからは一つ一つについて説明していきます。
ケージ
ヘビは、全長と同じだけのサイズのケージが必要というわけではありません。かといって、とぐろを巻いた状態がギリギリ入る程度のケージでは小さすぎます。
100cm程度のコーンスネークであれば60cm~、150cm程度なら80cm~程度あれば充分でしょう。
またコーンスネークは樹上性のヘビではないので、ケージの高さもこだわらなくても大丈夫です。(登り木があれば登りますが)
ケージの注意点としては、フタが弱かったり、網目が大きいものだとヘビは脱走してしまう危険があるという事です。なので脱走させないケージを選択するようにしましょう。
▼以下より筆者おすすめのケージをご紹介。
プラスチックケージ
プラスチックケージは軽い・安い・掃除がしやすいです。
正直、コーンスネーク飼育はプラケースが最強だと思っています。
以下より筆者おすすめのプラケースをご紹介!
たぶんこれが最強。レプタイルボックスというケージ。
透明で生体が観察しやすいし。何よりデザインが良い。
スライド式の蓋だし、掃除も簡単ですよ。
こちらもおすすめのケージです。
虫かごっぽいけど、蓋が非常に頑丈で爬虫類飼育にもってこいのプラケースです。
何よりも価格が非常に安いので。安く抑えたい方はこのケージがおすすめです。
こんなかんじの背の高いケージもおすすめ。
登り木とかを入れて、ヘビの上下運動を見て楽しむのも良いですよ。
ガラスケージ
ガラスケージはどの方向からでも生体を観察できる所が良いですね。また、ガラスは耐久性にも優れています。他のケージと比較し、重量はあるので、落としたり、災害で落ちたりしないように、筆者はガラスケージは低い位置に設置するようにしています。
グラステラリウムは、いわずと知れた爬虫類ケージですね。全面が大型の観音開きになっており、掃除や餌やりがかなりしやすいです。今回は6030という、大きさが約61.5×46.5×33.0cmの商品を載せていますが、ケージのサイズ展開も多様なので、自室のレイアウトに合った商品を選ぶことが出来ると思います。
パンテオンシリーズもグラステラリウムと同様に有名なケージの一つです。扉はスライド式になっており、しっかりと鍵がかかるようになっているので、安心感がありますね。パンテオンもケージの大きさに色々と種類があるので、好きなサイズを選ぶことができます。
ガラスケージは見た目もとっても美しいので、ケージ内レイアウトに力を入れたい人にも良いですね。
衣装ケース
読んで字のごとく、衣装ケースです(笑)
衣装ケースも安価で、軽くて、それでいて丈夫というヘビ飼育ケージとしては優秀だと思っています。デメリットとしては、壁がクリアでないものも多いので、生体を確認する時にはフタを毎回開ける必要がある事・見た目があまり良くないという事です。
衣装ケースを使う時の注意点としては、引き出し式の衣装ケースはヘビには使えないという事です。必ず、このようにフタがしっかり止められるようなものを選んでくださいね。
水入れ
水入れは、必ずとぐろを巻いた状態のヘビがすっぽり入るくらいのサイズの物を選ぶようにしてください。
水入れ自体は100均で売っているタッパーのようなもので充分です。
筆者は犬猫用の水入れを使用しています。ひっくり返らないので、ケージが汚れることなくとてもおすすめです。
コーンスネークの餌
コーンスネークは肉食で野生下では、げっ歯類・カエル・トカゲ等を食べて生きています。
飼育下で手に入りやすく、餌として与えやすいのは、ネズミ類です。
ネズミにも色々種類がありますが、購入する時は冷凍のネズミを購入する事をオススメします。
マウス
ペットショップや、ネット販売ではいわゆるハツカネズミの事をマウスと記載しています。
大きさもSS~Lなど様々で、生体の成長に応じたサイズを選べます。
値段もそこまで高価でなく、コーンスネークにとって必要な栄養素を摂取する事ができます。
ラット
ペットショップや、ネット販売ではいわゆるドブネズミの事をラットと表記しています。
ラットはマウスと比較すると大きく、栄養価も高くおすすめです。
サイズ展開も色々ありますが、大きいサイズだとコーンスネークにとっては大きすぎて食べる事ができない場合があるので注意。
デメリットは、栄養価、サイズが大きい分、ラットはマウスよりも高価です。
マウスでコーンスネークは問題なく飼育する事ができるので、無理にラットを与える必要はないですが、マウスを拒食している場合や、拒食後にしっかり栄養を与えたい時など緊急時に使用するエサとして考えると良いと思います。
温度湿度計
爬虫類飼育にはケージ内の温度をしっかり保つ事が重要になってきます。温度湿度計は必ずケージに設置するようにしましょう。
ケージの温度と湿度については、ケージ内の温度を上昇させるには部屋自体を暖めたり、ケージの周りを防寒用材で囲ったり、暖突(以下の商品)をケージに取り付けたりして、ケージ内温度を適切に保ってください。
※ちなみに筆者は爬虫類部屋自体を調整しています
パネルヒーター
上記でケージ内の温度設定について記載しましたが、全体的な温度設定とは別に、ケージの下にヒーターを敷いて、ケージの床の温度を一部高くする(温度勾配を付ける)事が必要になってきます。
理由としては、コーンスネーク自身が好きな温度の場所を選ぶことが出来る、床が温かい事で餌の消化を促す事が出来るなどがあります。
パネルヒーターを敷く場所は、ケージの3/1~2/1くらい床面積が温まるようにケージの下に敷いてください。ケージに直接敷いてはいけないですし、ケージ下全面に敷くのも間違っているので気を付けてください。
ご自身が使用しようとするケージサイズに応じたパネルヒーターを使用してください!
床材
床材は、衛生面を保ったり湿度を保つために使用してください。コーンスネークの糞はかなり臭いがきついので、汚れたらすぐに交換しましょう。部屋自体が臭くなってしまいます。
爬虫類飼育における床材の注意点として共通するのが、誤飲してしまう事です。これはどの床材を使用していても、リスクがあるので、床材に変化が無いか・餌を摂取した時に一緒に巻き込んでしまっていないかは、必ずチェックするようにしてください。
筆者のオススメの床材は、こちらのペットシートです。ペットシートは汚れたらすぐ、簡単に取り変えられるので掃除のハードルがかなり低くなります。爬虫類に使用するペットシートは、無香料・無着色の物を選択するようにしてくださいね。
次にオススメなのは、キッチンペーパーです。ペットシートの下位互換ですね。同列で新聞紙なども使えます。ペットシートもキッチンペーパー・新聞紙も安価で手に入りやすい所がメリットですが、ケージ内レイアウトに力を入れたいという方にとっては見栄えがやや悪いのがデメリットでしょう。
上記のハスクチップやウッドチップと呼ばれるような、自然により近い床材もあります。レイアウトにこだわりたい人にとってはこちらが良いでしょう。掃除の時は、汚れたチップとその周辺のチップ全てを交換するようにしてください。見えない飛沫で汚れてしまっていた場合、その部分がカビてしまったり雑菌や虫が繁殖する原因となります。
シェルター
コーンスネーク飼育において、シェルターは必ず必要な物かというと、そうではないでしょう。しかし、コーンスネークが幼体であったり、購入前やペットショップでのケージにシェルターが設置してあった場合などは、同じような環境を整えてあげるためにシェルターを設置する方が良いです。
上記は爬虫類用のシェルターで一番と言っても良いほど有名な、素焼きのウエットシェルターです。これはシェルターの役目だけでなく、上部に水を入れる事で、ケージ内の湿度を上げてくれる作用もあります。
このようなレイアウトにも良いシェルターもあります。爬虫類飼育はレイアウトをこだわるのも楽しくて良いですよね。
コーンスネーク飼育で注意すべきポイント
温度設定
コーンスネークは変温動物で、外気温により体温が変動してしまいます。そのため、ケージ内の温度設定はしっかり保つ必要があります。あまりに寒い状況が続くと冬眠状態となってしまいます。
ケージ内の温度は、1年を通して20度~30度(25度±5度)を保つようにしましょう。
湿度設定
湿度は、50%~60%前後を目指すようにしましょう。
日本は夏場は湿度が高いので、そこまでシビアになる必要はありませんが、冬場は水入れに積極的に水を張ったり、霧吹きを行ったりして、湿度を上げていく必要があります。
水分補給方法
水は水入れに常時入れておくと良いでしょう。水入れの大きさは、コーンスネーク自身が浸かれるくらいの大きさのものならOKです。
汚れた水や腐ってしまった水はコーンスネークは飲めませんし、もし飲んでしまったら病気の原因になる可能性があるので、水入れの水は出来れば毎日交換しましょう。
水入れの中に糞をしてしまった場合などはすぐに交換してください。
また、水は水道水で問題ありません。
ミネラルウォーターなどは腐りやすいのであまりお勧めできません。
ケージ内の清掃
糞や尿で床材が汚れてしまった時に適宜掃除をしましょう。
コーンスネークは給餌をすればその都度糞をします。特にベビーの時は給餌の回数も多いので、その都度糞の処理をするのは大変だと思いますが、実はコーンスネークの糞はかなり臭いです(笑)
とても我慢し続けられる臭いではないので、そのおかげですぐに掃除をする事になり、ケージは常に綺麗に保つことが出来ると思います!
おわりに
いかがでしたか?
コーンスネークは飼育難易度も低く、初めてヘビを飼う方にもおすすめのヘビです。
顔や表情も非常に可愛いくて、飼育がとても楽しいですよ!
この記事が、コーンスネークを飼育するきっかけになれば幸いです。
では。